わたしの御室流華道 Blog

思うように生けられず記録もとらずにいると、いつの間にか一年が過ぎてしまう。
生きいきとした作品を見ると心地よい。
意気込みだけでは心地よい作品を作れるはずもない世界。
生きるもののぬくもりを忘れずにいたい。

ムシムシが接近

 花材 杜若

指は軽快してきたけど
今日はちょっと蒸す
頭痛の季節がそこまで来てるのを感じる

ふさぎかけそうな気分を
ポジティブに
蒸し蒸し除けの花器で

もう一杯

 

Japanese iris

花材 カキツバタ

指先が痛い

カキツバタをいけたことがない人には分からない痛みだ

歳を経るにつれ面の皮が厚くなっていくのに
指の皮は薄くなっていく

絶句

 花材 ヤマボウシ ガーベラ マトカリア?

基山に住んでいたころ
家のシンボルツリーだった
ヤマボウシ

江碧にして 鳥いよいよ白く
山青くして 花然えんと欲す
今春みすみすまた過ぐ
何れの日にか 是れ帰年ならん

 

歳月不待人

花材 オオデマリ 小麦 ガーベラ

社会は滞ってしまったけど、
自然は何食わぬ顔で流れているし
人は成長していける
そして、楽しみをみつけることができる

歳月は人を待ってくれないのだから

雨空

 花材 海芋(カイウ)=カラー

 

歯が抜けたような出店の数、人もいない

外出自粛要請が出ているからとは分かっていても

こんな光景を見ると戸惑う

先週、頼んでみた海芋の葉を求めに

竦みそうになる足を進める、

・・用意してくれてた

さびしい雨空の中

ほっと、温かくなる

 

コロナショック

花材 カラー シャクナゲ

 

コロナショック

一人で居ると

このまま、

もう誰とも会えなくなるのではと

無限のカオスの存在を感じる

鬱金の桜

 花材 ウコン(桜)

 

コロナウイルス感染拡大で中止されていた

日曜市が再開された

店先に並ぶ桜、カラー、シャクナゲ・・・

鏡川河畔の桜も満開というのに

まばらな人出の日曜日

社会と自然の時間軸がずれてしまった。

 

春、来てたね

花材 ミモザ 小菊?

 

汗ばむ、

放射熱が

匂いが

光りが

来てたね 春!

ミモザ

 花材 ミモザ チューリップ ワスレナグサ

 

ミモザはアカシアの花

蜂蜜のもとになる花の蜜のアカシアはニセアカシアの花

ミモザを頂いて

春、基山の高速道路の土手に花を咲かせていた

ニセアカシアの白い花の房を懐かしく思う

 

ミニ椿

花材 ミニ椿

 

君のあの人は 今はもういない

・・・

君の行く道は 希望へと続く

空にまた 陽がのぼるとき

若者はまた 歩きはじめる

 (「若者たち」から抜粋)

チューリップ

 花材 チューリップ

 

立春も過ぎ、

暦の上では春が来た

そこで、

大好きな春の花の一つ

チューリップを

いけて見た

2年前の黄色のチューリップより

艶っぽくなった・・?

 

暖冬

花材 桃 (内相)

日曜市に、もう桃の花がでてた

でも、旧暦の3月の上巳(じょうし)桃の節句は

今の4月の上旬

京都を基準としても、温暖化を考えても、

2か月も早く露地ものが開花しているのは

ちょっと早すぎるのでは?

そういう品種なのかな?

考えても分かりません

来週詳しく聞いてみましょ!

輝き

 花材 満作(万作)

一日中 夕方みたいに、
薄暗く寒い日は
憂鬱で、考えに沈でいく自分にきづく

「醜さの中に美しさがある」
正気でそんなことをいう人がいる

理解できない

でも、醜くても魅力を感じることはある

それは、輝き

常に、醜いものの中に輝きを見いだせる人なら

醜さの中に美しさを感じれるのだろう

 

満作(万作)の花

春に、まず咲く→まんさく

巻かれたリボンが伸びていく、
ピロピロ笛を思わせる
面白い花弁です

 

いい匂い

花材 紅冬至 梅

街路市で買う枝物や葉物の花材は

小さな虫が結構いる

これが、あるべき姿なんだけど、

窓を開けてたら

梅の花の匂いに誘われて

日本ミツバチが・・・、

これもあるべき姿なんだよね

衣替え

 花材 アカメヤナギ

冬の赤いコートを脱ぎ棄て

銀白色のビロードのセーター姿に

衣替え

ちょっと神秘的な感じさえ受ける


  う~ん、じっと見てると
木の枝に、鳥がとまっているようにもみえるな!
赤目!?
いや、黒目を書いてみました

忘れえぬ人

心のどこかに、

会える気がして

過去と未来を

繋ぐ日が来る気がして

あの日に戻れる気がして

気高く清楚な

あなたに会える気がして

再起動

 花材 雲龍梅、おたふく南天、椿

問題を解く、文章を書く、体を動かす…

そのことが、思い通りできなくて

朝からコンビニのおにぎりだけで、
腰が痛くなっても、納得できず、
いつの間にか深夜、もうGIVE  UP!

朝起きると、簡単に解決!
そんな日が増えてきた。

俺の脳は、8ビットでしか動かなくなったのか

水冷ファンでもつけるか・・・?

 

街路市

日曜、火曜、木曜、金曜に雨が降ると少しがっかりする。

夏の日差しの強い時間に外出するのは避けたいけど、

今、小春日和の日の外出は気持ちいい。

暫く、花の匂いが消えていた部屋が

今日は、心地よい。

高知の街路市は、一年ぶりの再会の場所だ。

パプリカ

 花材 あおもじ、おたふく南天、ストック

折口信夫は、「客人」を「まれびと」とよんで、
『和歌・茶道・華道・香道。
それらは、個別のものと考えられているが、
すべて客をもてなすものだ。
客を感動させる、客にくつろいでもらう…
そのために、日本の芸道はあると考えればよい。』
と、いっている。
また、「しきたり」は、人びとの心と心を繋ぐ絆になる。
ともいっている。

難しい「まれびと」のことはさておき、

「パプリカ」を聞きながら

今年は世界中から客人をお招きするのだな…と。

それにしても、「パプリカ」は楽しくなる・・よね ♪

 

生け初め

素心蝋梅(そしんろうばい)と椿

今日、1月6日は仁和寺御殿内の宸殿で、
献華作法にもとづき厳かに生初式が行われている。

私の方は、昨夜バスケの仲間と楽しい会食

楽しい酒には、いつの間にか呑まれてしまう

数年ぶりの二日酔いの中、

自分の生け初めは、蝋梅に椿。

 

 令和二年

若松の七五三いけ

一つの出来事に喜びと情けなさを同時に感じることがある

浮かれるわけでも気落ちするわけでもないが、心は乱れてしまう。

心が見透かされるように、若松の枝を折ってしまった。

只々、華道の歩を進めていることに気づかされる。

 

 

X-mas

 花材 ブルーアイス 塗り枝(行李柳?)スターチス カーネーション ヒペリカム

今、クリスマスソングといえば?

  1. クリスマス・イブ(山下達郎)
  2. ラスト・クリスマス(ワム!)
  3. 恋人たちのクリスマス(マライアキャリー) 

日本のクリスマスは、年齢とともに変わっていく行事らしい?

幼稚園は、ルーテル教会に通っていた。
だから、いまでもクリスマスとイースターは特別な感情がある。
その頃は、「きよしこの夜」をうたっていた。

その後、ジャクソン5の「Santa Claus is comin' to Town」がお気に入りになったけど、

クリスマスの花をいけたので、最後に柊の赤い実とお星さまを飾ろ…!

あの日に・・・。

万年青の七五三いけ

パソコンがクラシュして、あれこれと徹夜で作業してたら体がクラッシュ。

その上、二週間前のバスケの試合の疲れが今頃?

寝れば、足が攣ってもがく破目に。

万年青のように何時までも変わらぬ若さか・・・!

 

子供の頃、始皇帝の不老長寿の薬探しの話を聞いたときは笑い話に聞こえていたけど、

今、自分もちょっぴり万年青にあやかりたい。


cf. )万年青は引っ越しの開運の植物になっているけど、 江戸城の有名な話は鉢物の万年青が贈られた話。
万年青はめでたい葉物だけど、赤い実は、生花では引っ越しにはタブーなはずです。

生花早満奈飛

支部長から推薦された「生花早満奈飛」をヤフオクで落札できた。

昭和52年に出版された復刻版だが、思っていたよりきれいな状態だったので意図もなく写真をとっていた。

中身をパラパラと眺めてみると、原版は天保六年から嘉永四年までの十年間かかって出版されたようだ。

当時は木版印刷だったと思うのだが、そうだとすると生花の絵や文字、ふりがな全部1ページ毎彫って、それから印刷したのだろう。

コピペの世界に生きる私から考えると想像するだけで疲れが・・・。

先端科学とスピードが尊ばれるような時代に生きているけど、本当に江戸時代の人たちより進んでいるのだろうか。

江戸時代の本を読んで学ぶ私たちは、新しい科学を取り入れながらいい気になってきたけど、その分失っていったものも多いのだと感じてしまう。


cf. ) 中身を見たい方は国会図書館のデジタルコレクションで7編が公開されています。

 ここ⇒ http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536947 

赤い花白い花

花材 雲竜柳 ガーベラ 鶏頭 カーネーション カジイチゴ

久しぶりに横臥態でいけました。

 赤い花 白い花 ♬

赤い花摘んで あの人にあげよ

あの人の髪に この花挿してあげよ

赤い花 赤い花 あの人の髪に

咲いてゆれるだろう

お日さまのように

 

藤袴

花材 フウセントウワタ トルコキキョウ ピンクッション フジバカマ カジイチゴ

今日は一五夜、やっと秋らしくなってきた。

きづけば中秋の名月はひと月前に去っていた。

アフリカ・南米出身の花の中にも控えめに藤袴の花が咲いている。

 

令和元年

バラン

馬蘭 七枚生け  花器 橋杭

高知支部展に出瓶したもの。

支部長に付き合ってもらって、須崎で採取。

前日入念に葉選びをしたものの、

当日は、もう一瓶の作品に気を奪われ、肝心な部分に気が回っていない作品になった。

ちょっと、苦い思い出の作品になってしまった。

啓蟄

春という季節は、還暦を過ぎてしまったのに心はウキウキしてくる。

特にこのチューリップは心を弾ませてくれる。

童に戻ったように、いや、私も男子だったからチューリップの花をみて、女子のように「まあ、かわいい!」なんて口に出したことはなかった。

この歳になって、素直に愛らしく感じる。

黄色いチューリップを見て、どこかに黄色いガラスの花器があったことを思い出し、

春、虫が這い出すようにゴソゴソと押入れの奥から引き出してみた。

水仙

鼎の取っ手がないようなこの花器に水仙を生けてみたいと思っていた。

いざ生けようと思い立つと花留めはどうすれば…?

草物を又木で生ける不安を感じながら…、

意外と木ものより留めるだけなら楽なのかもしれない。

平成32年